沢井製薬のプロペシアジェネリックのフィナステリド錠とは

男性型脱毛症(AGA)の治療においては、発毛効果やAGA促進抑制効果が公に認められている治療薬があり、それらを使用することで薄毛を改善させることが可能となりますが、その治療薬には内服薬や外用薬があり、効果的な内服薬として国内で認証されているのが「プロペシア」という名称の治療薬です。
しかしながら、プロペシアは医師の処方のもと使用することが義務付けられているほか、その価格も非常に高いことからAGAで悩む男性の中では、使用したくても経済的に難しいいという方も多くおり、こうしたことを受け2015年よりプロペシアのジェネリック医薬品の製造販売が承認され、プロペシアと同等の効果を持つ治療薬を使用することが可能となりました。
国内で最初にプロペシアのジェネリック医薬品の製造販売の承認を受けたのはファイザー社ですが、翌年2016年には沢井製薬での製造販売も承認され、より利用しやすい環境が生まれつつありますが、では沢井製薬で販売されているジェネリック医薬品には、いったいどのような特徴があるのでしょうか?

 

沢井製薬のプロペシアジェネリック医薬品は、【フィナステリド錠「サワイ」】という名称で、より多くの患者さんに利用してもらえるよう0.2mgと1mgの2種類が用意されており、内容量も28錠と140錠の2種類があり28錠は4,700円(税込み)、140錠は21,500円という価格で販売されており、プロペシアは28錠で約7,000円~8,000円と高額であり、沢井製薬のジェネリック医薬品なら約半額で購入できることになります。
AGA治療薬サワイに配合されている有効成分は、プロペシアと同様の「フィナステリド」と呼ばれる成分で、男性ホルモンのテストステロンがAGAを引き起こす原因とされているジヒドテストステロン(DHT)へ変換されるのを促進させる働きをする、「2型5-α」という還元酵素を阻害する効果があり、サワイに配合されている有効成分も同様のものとなっています。
フィナステリドは、元々アメリカのメルク社が前立腺肥大症・前立腺がんの治療薬として開発した成分ですが、その後の研究でAGAの治療にも効果的と確認されたことから、AGA治療薬として新たに開発されて生まれたもので、この成分自体には発毛効果はないため、発毛促進効果があるとして公に認められているミノキシジルとの併用により、さらに確実性の高いAGA治療が行えます。
プロペシアとサワイとの違いとしては、配合されている添加物の数にあり、配合されている添加物の種類は2種類とも同様ですが、サワイの方がプロペシアよりも1種類ほど少なく、含まれていない添加物は黄色三二酸化鉄というもので、また同じジェネリック医薬品で先に販売されたファイザー社のものと比較すると、8種類において違いがあります。錠剤の大きさや厚さにおいては、プロペシアは直径7.2mm・厚さ3.5mm・質量150mgで、サワイは直径7.1mm・厚さ3.6mm・質量154mgとなっており、サワイの方が多少重みがあるということになりますが、見た目にはほとんど変わりありません。

 

沢井製薬から販売されているプロペシアジェネリック【フィナステリド錠「サワイ」】は、プロペシアと同量の1mgのほか、より副作用の心配が少ない0.2mgもラインナップされているので、薬に敏感な方でも使いやすい工夫がされているほか、先に販売されたファイザー社のジェネリック医薬品とは配合されている添加物が異なり、プロペシアの配合添加物を忠実に再現すると共に、より少なくすることでアレルギーなどのリスクも回避させる工夫がされているAGA治療薬となっています。

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